空也上人と私

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空也上人のようになりたい

お笑い芸人・みほとけさん

口から仏さまが現れたとされる空也上人、ものすごい修行を積まれたんだろうなと思います。言葉への説得力があって、魂のこもった言葉を残せるお方だったのではないでしょうか。私も芸人として、言葉で人の心を動かせるようになりたいですね。空也上人のようになりたいです。どうしたらお客さんの胸に自分の言葉を残せるのか、研鑽を積む日々を送っています。

お念仏が仏さまになっちゃうなんて、相当な美声の持ち主だったに違いありませんね。六波羅蜜寺には踊り念仏が伝わっているくらいですから、きっと踊りもお上手だったのでしょう。歌って踊れて、信仰も集めていた。アイドル好きの私には、スーパーアイドル・空也上人のステージが聞こえてくるようです。現代で例えるなら、元ハロプロの道重さゆみさんでしょうか。自身のスタイルを貫き通し、後輩にも大きな影響を与えたパイオニア的存在という点で、空也上人と重なるところがあるように思います。



京都に行く際には必ず六波羅蜜寺に伺って、空也上人立像を拝んでいます。お像の魅力は何といっても、空也さまが一生懸命に歩いている姿。お坊さまのお像といえば、綺麗なお衣を着て座っているものがほとんどかと思いますが、空也さまのお像は歩いている。それも、ほぼ裸足でです。私自身が気を張って、頑張っているような時期にお像を見ると、空也さまも一緒に歩いてくれている気がしてきますね。

この度の展覧会では、空也上人立像を360度全方位から見ることができるそうですね。写真でしか見たことのないお背中を拝見できるのが楽しみです。口から飛び出している阿弥陀さまには当然、目がゆくと思いますが、指先や口元にあふれ出る気品、そして、むかし荒れ果てた京の街を歩いたという、その足元の表現にも注目していただきたいです。空也上人が生きていた頃に実際にあった仏さま(四天王のうち持国天立像)を見ることができるのも、過去に実在した人物と、時空を超えてつながっている感じがして。期待しています!



みほとけ

仏像とお寺の面白さを発信するべく、本名の「みほ」と「ほとけ」を掛け合わせて「みほとけ」と名乗り、2019年にピン芸人として活動をはじめる。愛する仏に扮して表現する「仏モノマネ」をSNSで公開するなど幅広く活躍中。